NPO相談
申請書の書き方にはポイントがあるよ!
申請する事業の内容をしっかり検討しよう!
❚助成金とは「事業や活動の成功を助けるためのお金」
つまり、団体が 日常的に困っていることを助けてくれるお金ではありません。
また、ほとんどの助成金は「単年度」のものです。 ずっと応援してくれるお金ではないことを 理解して、助成金を獲得できた/できなかった場合の中長期的な計画も立てておきましょう。
❚助成金には「お金以外の価値」もある!
・助成金をいただけるということは、 自分たちの事業や活動が他の人から認められたということ!
この誇りを 団体のモチベーションアップにしましょう!
・助成金は「きっかけ」。単に事業を果たすのではなく、 団体のスキルアップにつなげましょう!
・助成金は「情報」としても活用できます。「○○財団助成事業」という名でキャンペーンをして、 自治体関係者やマスコミ、事業の対象となる層へのアピールをしましょう!
(ホームページ、会報、メルマガ、SNS 等で積極的に発信を!)
❚助成金情報を探す前に…
まずは事業をつくるための検討をしましょう。ポイントは次の5つです。
①事業の必要性(ニーズ)…受益者はどこの誰ですか?
②事業の実施可能性…団体の実績・実力に見合っていますか?
③課題の設定と計画の工夫…成果・効果を出せそうですか?
④成長の持続性…成果や経験を団体内で活用できますか?
⑤貢献性…成果を広く社会に還元していく工夫はありますか?
助成する側にとっては、助成金は「目的を達成するための投資」です。助成金をもらう側は 「お金がもらえる!ラッキー!」では済まないことを理解してきましょう。
❚助成金情報のお奨めサイト
※静岡市番町市民活動センターのメールマガジンでも助成金情報を掲載しています!
公益財団法人助成財団センター http://www.jfc.or.jp/
日本財団 CANPAN プロジェクト https://fields.canpan.info/
公益財団ふじのくに未来財団 https://www.shizuokafund.org/
❚申請書の書き方のポイント
①申請書式を守る・・・文字数制限を守らない、書式を逸脱するなどはマイナス!
②要点を簡潔に・・・審査員は短い時間で多数の申請書を読まなければならないのです。
③平易な表現・・・説得力が求められます。専門用語の羅列はダメ!
④効果を具体的に・・・助成金を得ることで何ができ、それによって何が変わるのか(期待され る成果)を具体的に記述しましょう。
⑤「問題→原因分析→解決方法」を明確に。
⑥団体情報(基礎情報、実績、現状、財政など)を積極的に記載・・・ありのままを記述して、 信用を獲得しましょう。
⑦予算書は算出根拠を明確に・・・事業計画と連動した合理的なものにしましょう。
⑧事業内容、予算書、スケジュールの連動性を確認・・・計画に無理や不整合があるとダメ!
⑨添付資料も有効・・・新聞掲載記事や活動の様子が分かる写真なども提出しましょう。
⑩読み合わせしよう!・・・誤字脱字のチェックと内容の推敲が必要です。
⑪団体内部での情報共有・・・事前に情報を共有しないと、団体の内紛に発展する懸念も…。
⑫期日には余裕を持って・・・早めに資料請求をするところから始まります。
❚申請が採択されたら…
・ホームページ、ソーシャルメディア、マスコミへのプレスリリースなどで発信しましょう!
・申請書に書いたような事業の実施体制を確保しましょう。
(負担を担当者1人に押し付けるのではなく、複数のメンバーで分担を!)