2012年3月24日

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第25回 ランチトーク H24.3.24(土)
ゲスト :東日本大震災災害ボランティア 齊藤 信浩さん
      東日本大震災災害ボランティア 高木 章子さん
タイトル:静岡県災害ボランティア参加者と語ろう!!

和やかなムードで座談会.JPG災害ボランティア熟練者から希望者まで様々な経歴の方が集まりました今回は災害ボランティアを何回も経験されている齋藤信浩さん(静岡市在住)と高木章子さん(浜松市在住)のお2人をゲストとしてお迎えしました。
13名の参加者があり、個人ボランティアとして何度も現地に行かれた方や、現地でボランティアを受け入れるコーディネーターとして活躍されてきた方、また「興味はあるけど参加したことがなかった」「これから参加してみたい方」など、さまざまなお立場、経歴のみなさんが集まりました。

斉藤さん.jpgハードとソフト両面の支援活動に参加した齋藤信浩さん最初に齊藤さんが、がれき撤去などハード面の活動報告を行いました。昨年6月末の保育園での活動では、土砂・がれき・石ころ等 埋まった花壇を清掃して花や木、夏野菜を植え、みんなで知恵を絞り、希望を持ってお手伝いをされたそうです。さらに8月に参加した時には、たまたま同じ場所での活動となり、トマト・ナス・シシトウの結実を見ることができたとか。さらに、保育園の園長さんが静岡に来られた際に、「野菜がどうなりましたか」と尋ねたところ、「園児たちが喜んで食べてくれました」ということでした。




さらに、現在の被災地支援の主流となっている仮設住宅でのソフト面の活動についてですが、足湯の設置や“まけないゾウ”というぞうさんタオルを被災者のみなさんと一緒につくり、販売をした売り上げを被災者が自立する資金となる仕組みを教えていただきました。

高木さん.jpg自らの経験を交えて質問に対してアドバイスをする高木章子さん続いて高木さんの報告です。「初めて岩手県に行った時は、被災者の方と接することがほとんどなく、がれきの撤去作業をするだけ」だったそうですが、回数を重ねるごとに現地の方と交流の機会が増えてきたとか。「震災直後は被災者の方は精神的・肉体的にかなり負担が大きくて、ボランティアが入ってもよそ者というか、受け入れ態勢がまだできていませんでした。私たちの活動を見て、被災されたみなさんも『自分たちも何かやれなければいけない』という前向きな気持ちが強くなってきたように思います」と振り返られていました。昨秋に参加した時には「現地の方が、自分たちで炊き出しをしてふるまってくれたり、声を掛けていただき、ました。私は被災者の方が歩み寄って来ていただいたことが、大変うれしかったです。」と感慨深げでした。



参加者からの質問・意見.JPG参加者からも災害ボランティアの経験談が語られましたその後は、参加者よりいろいろな質問や意見の時間となりました。「ボランティアに行く際の職場への対応はどうしていますか?」「宿泊する場所はどんな感じでしょう? 寝泊りに不便なことはありますか?」といった、ボランティアへ参加する際に具体的に役立つような質問から、「高齢者ができる作業はあるのでしょうか?」などの不安の声が出ました。活動はがれきの撤去など肉体的な作業のほか、お話や相談を聞くこと、憩いの場づくり、作業用の機具の清掃などありとあらゆる種類があるので「自分にあったものを探し、参加してはどうか」といったアドバイスがゲストや参加者の中から出ていました。





参加者からの質問・意見②.JPG震災をきっかけに市民活動やボランティア活動に関心が高まっているまた、ボランティア協会の職員が出席していたことから「ボランティア協会は、ボランティアバスをこれからも出す予定があるか?」と質問もあり、みなさんの関心の高さが伺えました。(静岡県ボランティア協会では、4月以降も月1回のペースで、復興支援のボランティアバスを運行していくそうです)
そのほかにも「炊き出しのお手伝いや何かをしてあげようというよりも、被災された方々のそばにいることが大事だと感じた。」「静岡での災害時には、この経験を地域づくりに生かしていきたい」などという意見が出ました。


今回、私自身初めてランチトークに参加しましたが、みなさまのお話をお聞ききしてボランティア活動の重要性を感じました。一番印象に残りました方は焼津の小川さんの言葉です。小川さんは82歳のご高齢で「今回の災害を見てとても他人事と思えない。自分で行ってみて肌で感じました。力を合わせて助けてあげる気持ちが非常に強く働きました。もう一度ボランティア行きたいと思います。年は取っているのですが、体は若い人に負けません。これからも長く応援をしていこうかと思います。」とおっしゃっていました。  

(番町市民活動センタースタッフ 浅沼年彰)