2012年12月16日

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第33回 ランチトーク H24.12.16(日)
ゲスト  :フェアトレードショップteebom  今井 奈保子さん
タイトル : 「フェアトレードでお茶しませんか?」

今井さん.jpg説明する今井さん20121216_34 - コピー.JPG熱心に話を聞く参加者のみなさん

「フェアトレードショップ Teebom」の今井奈保子さんをお迎えし、10年間暮らした、貧しくても懸命に生活しているスリランカの人たちへの思いや、青年海外協力隊で関わった女性の自立支援をきっかけにフェアトレードを学び、お店を立ち上げることになった経緯などを語っていただきました。店名の「Teebom」は「お茶にしましょ!」という意味でお客様にゆったりとした心地よい時間を過ごしていただこうという思いで名づけたとのことです。
「フェアトレード」とは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」のことです。今井さんが扱っている商品は、コーヒー、紅茶、チョコレート、クッキー等の食品のほかアクセサリーやポーチ、バッグなどの雑貨です。

20121216_21.JPGコーヒーを飲みながらのチョコレートの食べ比べ

フェアトレードを学びたい、商品を購入したという老若男女17人が来場。今井さんの話を聞きながら、フェアトレードで仕入れたコーヒー・紅茶やカカオ風味のきいた天然100%「本物」のチョコレートを味わい、その良さを実感しました。フェアトレード商品を理解するには、「まず身近なチョコレート、クッキーを食べてみて」との言葉があり、実際、市販品との違いをはっきりと感じることができました。フェアトレード商品の良さは手づくりのその品物にあります。商品の良さに気づき、リピーターになってくれる人も多いとのことです。

商品.jpg丁寧な刺繍がされた商品の数々20121216_35.JPG織物を手に生産者とのエピソードを語る

そのほか、今井さんのお話の中で印象的だったことが2点あります。
○「フェアトレード商品は割高だ」と言われます。しかし、これが適正価格です。
スリランカは貧しい国で、教育も充分にできていません。商品の適正な取引が行われず、商品の価格は買い手(先進国)のいいなりです。その結果、生産者は商品の価格を抑えるために、子供を労働者として働かせます。子どもが働けば賃金を抑えることができます。「児童労働」をやめ、「成人労働」にすれば、その分商品価格は上がります。しかし、「成人労働」を賃金を加えた価格、これが本当の適正価格なのです。

○フェアトレードビジネスで成功している人は、ほんのわずか。しかし、今井さんはフェアトレードに関わろうと決めたときに、20年のビジネスプランを作りました。
目標は、スーパーやコンビニの陳列棚にフェアトレードのコーヒーや紅茶を並べたい。
消費者の皆さんに、身近な場所で手に取ってもらえること。
例えば、N社のコーヒーの隣にTeebomのフェアトレードコーヒー…
Teebomをオープンするときに自分自身に約束しました。最低20年は続けよう、と…

今回のランチトークは、今井さんの「フェアトレードの魅力をもっと広めたい」という熱い思いが伝わる、そして本物の商品に出会えた貴重な時間となりました。