2012年11月18日

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第32回 ランチトーク H24.11.18(日)
ゲスト  : グループねこさと さん
タイトル : 「ニャンとも猫にやさしいまちづくり」

 まちでノラ猫を見かけた経験は誰にもあることでしょう。その時、あなたはどんなことを感じましたか? ノラ猫に対して、どんな行動を起こしたらいいのか、よくわからないと戸惑う人も多いことでしょう。今回は、ノラ猫の保護・救済活動をしている「グループねこさと」さんから7人をお招きし、同団体の活動紹介やノラ猫を取り巻く現状、ノラ猫の対処の仕方、猫にも人にも幸せなつきあい方などを話していただきました。後半には番町市民活動センターを飛び出して、同団体代表の山田由美さんが運営し、メンバーもボランティアでかかわっている「猫カフェKululun」(葵区本通)を見学。かわいい猫たちに囲まれて、活動への理解を深めました。
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 グループねこさとさんは、NPO法人などの動物保護団体ではありません。メンバーそれぞれが地道に、飼い主のいない猫に不妊手術を施したり、捨てられたりして行き場のなくなった猫たちを保護し、飼い主さん探しをしています。当センターなどを会場に定期的に猫の譲渡会も開催。毎回30匹前後の子猫・成猫が参加し、そのうち里親さんが決まるのは、2~10匹程度ということです。猫の適正な飼い方を広く知ってもらうことで、静岡市で年間2千匹近くも殺処分されている猫の数を少しでも減らしたい、そんな思いで活動しているというお話でした。

 当日の参加者は8人。「自宅のガレージに猫がすみついた」「猫は飼いやすい動物だと思う」「猫に癒される」「地域でノラ猫の対応の仕方で住民同士の問題が起こっている」――さまざまな思いを持って会場に足を運んでくださいました。

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 活動の紹介をしている中で出てきた言葉が「地域猫活動」です。外で暮らす猫の寿命は約5年とか。その猫を1代限り、地域のみんなで見守るという考えです。また、TNR活動についての説明もありました。「T」=トラップ(ワナで捕まえる)、「N」=ニューター(不妊手術をする)、「R」=リターン(元にいた場所に戻す)の頭文字から呼ばれている活動です。

 ノラ猫を保護して飼う時にすすめているのは○室内飼い○ワクチン接種○不妊手術○家族全員の同意と環境の確認――の4点。不妊手術をするための保護に使う捕獲器は市から借りることができ、手術代もノラ猫の場合は市から助成金が出ます。器具の借り方や使い方、動物病院との情報交換など、必要なことはアドバイスしてくれるそうです。

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 「猫カフェKululun」の見学も含めて盛りだくさんのお話に、参加者からは「地域猫について、ノラ猫について、学ぶことができた」「自分にも何かできることがあるかもしれないと感じた」「行政への働きかけ、地域での問題などリアルな話を聞くことができ、個人で動き出す大切さを感じた」の声が。全員が新しい発見や学びを実感したようです。

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 「個人で費用を捻出して活動しているのが現状です。誰もやってはくれない、という気持ちです。勇気を持って1人ひとりが動かないと猫が増えてしまいます。引き取りなどの依頼は受けられませんが、困った時には相談してほしい。里親探しや親猫を捕まえるにはどうしたらいいか、といったノウハウなどもアドバイスできます。みなさんと協力し合っていきたい」。メンバーの言葉に参加者のみなさんが大きくうなずいていた様子が印象的でした。さらに、同団体の活動やノラ猫についての知識を、より多くのみなさんに知ってもらう必要性も感じたランチトークでした。
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